やる気が起きないのなら、いっそのこと離れてみたらどうだろう。
8月末に、ニコンサロン展示のための審査に作品を提出してからというもの、写真を撮ることや、このブログを更新することから距離をおいていた。
「そんな気がちっとも起こらなくなった」と言ったほうが正しいのかもしれない。
恐らくだけど、ニコンサロンへ提出する作品づくりに、持っていたエネルギーを根こそぎ使ってしまって、ちょっとした燃え尽き症候群のようなことになっていたのかもしれない。
写真は数多く撮ったほうがいいに決まっているし、ブログだってたくさん更新したほうがいいに決まっている。僕レベルのしがない写真家風情は、とにかく毎日ドロドロになるまで撮り続けるべきなのに。でもなんていうか、ダメだった。ぜんぜんダメだった。何度か向きあおうともしたのだけれど、とにかくやる気が起きないだけに、そのことを考えるだけで苦痛を覚えた。仕事がちょっと忙しくて、なんていうオフィシャルな言い訳もできるかもしれない。
そんなわけで、やる気が自然と湧いてくるまで、しばらく離れてみることにした。ほら、眠い目をこすりながら深夜作業を続けるよりも、ちょっと寝てから作業したほうが捗ることだってあるじゃないの。PCだってスマホだって、充電しなけりゃただの鉄のカタマリじゃないの。
自分にとっての充電期間が、一体どのくらいの期間に及ぶのか。1ヶ月? 半年? 1年? このままずっとやる気が起きなかったら? などと余計なことをいろいろ考えていたのだが、なんのことはない、たった半月ほどで気持ちがムズムズしてきた。
…こういうことで良いんだと思う。
きっと人が持つエネルギーなんて有限で、使うばかりではガス欠になってしまうのだろう。足りなくなったら躊躇なく休み、次の機会に備えるのも大切で必要なことなんだなと。もちろん義務や責務があるなら果たすべきだけど、幸い僕にとっての写真は、撮らなかったからといって誰に迷惑かけるものでもないわけだし。
言い訳めいたことを散々書いたけど、とりあえずまた、のろのろと動いていくことにした。とりあえず今月末が締め切りのJAPAN PHOTO AWARDには、意地でも作品出したいしね。