一人との出会い。それは、その人が知っている何百人もの人々と出会うチャンスが生まれた、ということでもある。
フリーランスとして仕事をしていると、人との出会いや繋がり以上に、大切なものなどないと感じる。
これは実際に経験したことなのだけれど、過去にたった一度、名刺交換をしただけの人から連絡をもらい、その人が知っている別の人を紹介してもらい、新たな仕事に結びついたことだってある。
これは本当に有難いことだし、もはや僕の生活は、そういった人々に支えられていると感じる。僕は彼らに生かされているのではないかとすら思う。
当然のことだけれど、ただ単に名刺を交換し、適度に仕事をこなしているだけでは、新たな仕事をもらえたり、新しい人を紹介してもらえることはない。
一度もらえたチャンスに対して、しっかりとその要望を汲み、時には必要とされるレベル以上の成果を返さなければ信頼は得られない。彼らの役に立つこと、真の意味でそこに「貢献」がなければ「次」に繋がることなどないと強く思う。
そのような大前提を加味したうえで、人との出会いは本当に貴重で、本当に面白いものだと思う。
考えてみれば、僕にだってFacebookだけでも250人前後の知り合いがいるし、それ以外の知り合いだって多くいる。ビジネスでもプライベートでも、誰かが新しい出会いを求めているのであれば、その人に、僕の知り合いの中から最適と思われる人物を紹介することができる。
同様に、僕が新しく誰かに出会うことができたのなら、それは、その人が知っている数百人の人と知り合うチャンスが生まれたことを意味している。そう考えると、次はどんな人と出会うことができるのか、その人とどんなに楽しい会話が生まれるのか、その人からどんなに素敵な刺激がもらえるのか、とても楽しみに思える。
この地球上には、約70億もの人が暮らしていると言われている。そのすべてと言葉を交わすことは残念ながら不可能としても、少しでも多くの、意義のある出会いを重ねていきたいと思う。
そうすることで、暮らしや人生が、より充実したものになると思うから。