「浮気」がしたくなるときは

始めにことわっておくが、これは男女のアレコレの話ではない。

例えば。

僕は写真を撮り、このサイトや、さまざまなコンテストへの出品や、たまに行う展示を通じて、自分の作品を少しでも世に広めたいと願っているのだか、たまには「浮気」してみたいと思うことがある。

ムービーを撮ってみようか。作曲をしてみようか。なんなら絵でも描いてみようか。などなど。

 

あるいは。

僕は日常的に自宅でヨガを行っていて、肉体的にも精神的にもヨガを行うことのメリットが大きいことを知っているし、何より自分の性分にマッチしていることも自覚しているのだか、たまには「浮気」してみたいと思うことがある。

マラソンを始めてみようか。ジムで筋トレをしてみようか。なんなら草バスケにでも参加してみようか。などなど。

 

写真もヨガも、今の僕にとっては、なくてはならないものであると自覚している。どちらも僕の人生の中枢を形成するもの、と言っても過言ではない。

 

それなのに、である。

 

それなのに僕は、そんな大切な「パートナー」をほったらかして、ときたま燻る浮気心をおさえられずにいる。困惑している。

 

これは単に、好奇心の振れ幅の問題でもないし、年齢や成長の過程における心境の変化の問題でもない。僕の今後の人生を大いに揺るがすかも知れない、このやっかいな問題について、真剣に向き合い考えてみることにした。

 

◯「浮気心」は常に燻っているわけではなく、周期的にやってくるようだ。

◯新しい情報など、外部からの刺激にも起因するが、それが主因というわけでもないようだ。

◯「浮気心」がやってくるときは、疲れていたり、ワークライフバランスが崩れていたりすることが多い。

◯ワークライフバランスが崩れているため、当然、写真の活動やヨガが満足にできていない状態にある。

◯そのため、やるべきことができていない自分自身に対して、ちょっとした焦りや嫌悪感を抱いている。

◯やるべきことができていない状態を抜けだしたいと考えはじめる。それも今すぐ、手軽に。

◯現実逃避の妄想として「浮気心」発動。

 

なんだそういうことか、と一安心。僕は別に、写真を辞めたいと思っているわけでもなく、ヨガが嫌いになったわけでもない。単純に「やるべきことがきちんとできていないから、そこからちょっと逃げてみたくなった」だけだったのだ。

 

予定していたタスクが、仕事やさまざまな要因によって盛大に吹き飛ばされる。そんなことは日常茶飯事だろう。そして時には、そんな状態が数ヶ月続くことだってある。そうするといろいろ嫌になっちゃって、いろいろ変なこと考えちゃって、自分がちょっと嫌いになっちゃったりして。

 

願わくば、そんなことにならない環境と、そんなことに負けない気持ちや自信を手に入れることができればいいのだけれど。

 

そして、こうも思う。「やるべきことから浮気したくなる」のも「男女のアレコレ的に浮気したくなる」のも要因としては近いものがある?

 

ここから先は、いつかの機会に…。