長い長い日々
このサイトが真っ白になり絶望の淵に叩き落とされてから、かれこれ1年近くの月日が過ぎ、今日ようやく普通の状態に戻すことができた。今は達成感いっぱいでこの記事を書いている。
WEBサイトやWordpressについてまったくの無知である僕が、ネットの記事を参考にして数日で復旧できる程度のトラブルだったにもかかわらず、なぜこんなにも長い時間放置してしまったのか。
仕事が忙しかったからとか、新しいチャレンジをはじめたからとか、プライベートでいろいろあってとか、それらしい理由はいくつか思い浮かぶ。でもきっと本質は、僕がこのサイトの運営や写真についての情熱を失っていたからなんだと思う。このサイトや写真が、僕にとって一番大切なものではなくなった、ということだ。毎日のなかでの優先順位が暴落した、ということでもある。
それはなぜか。考えを深めていくと、おそらく「自分が期待したとおりの結果が得られないから」だろうと思う。自分の作品を高める作業を怠り、記事を頻繁に更新することもせず、サイトを広めるための策を講じることもせずに、僕はこのサイトが多くの人に見られ、大きな反響が得られることを暗に、そして強く期待してしまっていたのだ。そう、僕は紛れもなくおばかさんだったのだ。
でも1年という冷却期間を経て、ふと思い立ってサイトを復旧した僕から、もはやおばかさんな思惑はきれいさっぱり消え失せたように思う。単純にお気に入りの写真を載せ、書きたいことを書いて載せていくことで、ほんの僅かな人の目に触れられるのであれば、もうそれでいいとすら思う。
この1年、情熱を失っていたとはいえ、このサイトや写真のことはずっとずっと心にひっかかっていた。その呪縛から開放されたのだから、今はとても晴れ晴れとした気持ちでいる。
自分で作ったサイトなんだから、自分の好きにやっていこう。先のことは、先になってみないとわからないのだから。